校長室だより
令和7年度 入学式を挙行しました!
正門の桜が満開で、ちょうど見ごろになった4月3日(木)、10時より、令和7年度の入学式を挙行しました。
今年度は、338名の入学者を迎え、多数のご来賓、保護者の出席のもと、盛大に行うことができました。
【校長式辞】
桜満開の春を迎え、令和七年度入学式を挙行するにあたり、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申しあげます。
ただ今、三百三十八名の生徒に、入学許可をいたしました。
晴れて入学された新入生の皆さん、ようこそ星翔高校へ、入学おめでとうございます。
皆さんは、九カ年の義務教育課程を修了し、自らの意志で本校への入学を決意され、本日晴れて入学式を迎えられました。今、皆さんの胸中は、これから始まる高校生活への夢と希望で、いっぱいのことと思います。
本校は、工業科四工学科と普通科三コースを有し、皆さんの興味や関心、適性に応じた多様な学びの入り口を提供している総合学園です。また、一九三八年創立の浪速工学校を起源とし、今年創立八十八年を迎えた伝統校でもあります。
今日は、皆さんの高校生活が素晴らしいものとなるよう願って、二つの話をしたいと思います。
一つ目にお伝えしたいのは、私が毎年、入学式の式辞で必ず述べ、その後も始業式や終業式など、折に触れてお話ししていることです。
それは、「挨拶をきちんとする」「時間を守る」など、当たり前のことをしっかりと実行してほしいということです。
皆さんに覚えておいてほしい言葉があります。
それが 「ABCDの法則」です。すなわち、 A:当たり前のことをB:馬鹿にせずC:ちゃんとできる人がD:本当にできる人です。
この法則が示すように、当たり前のことを丁寧に積み重ねることで、確実に周りとの差が生まれます。その小さな差が積み重なることで、やがて大きな差となり、結果として自分の夢に近づいていくのです。
皆さんには、この ABCDの法則 を心に刻み、これから始まる高校生活を送ってほしいと強く願っています。
二つ目です。
皆さん、三年後の自分、そして十年後の自分がどのような姿でありたいか、想像してみてください。
春は、長い冬を越えて多くの植物が芽吹く季節です。入学式の今日という日は、「新しい自分」に向かって歩み始めるのに、これ以上ふさわしい日はありません。
本校への入学を機に、中学時代の自分、もし「思うようにいかなかった」「後悔が残っている」そんな自分がいるなら、ぜひその「マイナスの自分」と決別してください。
人は、心の在りようを変えれば行動が変わります。日々の習慣が変われば、新たなよき習慣が生まれ、それが皆さん自身をより高いレベルへと押し上げていきます。
本気で学びに向き合う自分、部活動に情熱を注ぐ自分、困難を乗り越え、夢をつかみ取る自分——。そのすべてが皆さんの中に存在しています。
今日、この入学式の日に、そんな「新しい自分」になる決意を固め、一歩を踏み出してください。
私たち教職員一同、皆さんの挑戦を全力で応援します。
最後に、保護者の皆様にご挨拶申しあげます。
本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心よりお祝い申しあげます。
高校の三年間は、これからの人生の方向を決定する大切な時期です。同時に、思春期の只中にあるお子様にとっては、悩みや葛藤を抱えることも少なくありません。
私たち教職員は、大切なお子様が自らの進むべき道を見つけ、自らの力で切り拓いていけるよう、心を尽くして支援してまいります。学校と家庭が手を携え、同じ方向を見つめながら見守っていくことが、何よりもお子様の成長につながると信じております。
保護者の皆様におかれましては、本校の教育方針にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申しあげ、式辞といたします。
令和七年四月三日
星翔高等学校
校長 辻井 安喜
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校長式辞
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理事長祝辞
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在校生歓迎のことば
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新入生代表宣誓
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学年団紹介
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