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1学期始業式を実施しました!
4月8日(火)、正門の桜がほぼ満開の中、令和7年度第1学期始業式を実施しました。
校長講話の後、新着任の教職員を壇上で紹介するとともに、星翔マイスター顕彰の認証、生徒指導部長から、年度当初の留意事項の伝達を行いました。
式後、新入生と2,3年生の対面式を行いました。
【校長講話】
みなさん、おはようございます。
正門の桜もまだ咲き誇っている中、令和7年度第1学期始業式を迎えることができました。
4月3日には、入学式を行い、新入生338名を迎えました。今日は、3学年揃ってのスタートの日です。
新年度を迎えるに当たり、皆さんに改めて意識して欲しいことを一つ、より良い学校生活を送る上でヒントになることを一つ、合わせて2つのことを話した後、令和6年度末に本校を退職、離任された先生方、そして新年度、お迎えした先生方を報告・紹介します。
一つ目は、いつものABCDの法則です。
1年生にも入学式、新入生研修で伝えました。1年生は、入学後、聞くのが早くも3回目になりますね。
A(当たり前のこと)をB(馬鹿にせず)、C(ちゃんとできる人が)、ほんとうにD(できる人)です。
当たり前のことが当たり前にできるようにしましょう。元気な挨拶、きちんとした服装、時間厳守、登下校のマナーなど、当たり前のことをめんどうくさがらず、しっかりやっていきましょう。
特に挨拶はしっかりしましょう。挨拶について、もう少し踏み込んだことを言うと、「語先後礼」が基本です。
語先後礼とは言葉が先で後から礼をするという意味です。私自身もしっかりできているかと言えば、少し自信がないのですが、たとえば朝の挨拶であれば、「おはようございます」と言ってから頭を下げます。言葉を発するのと同時にお辞儀をするのはマナー違反だということです。
また、挨拶をするときは立ち止まり、きちんと相手に向き合ってできれば、尚、よいと思います。さらに元気良く声を出し、笑顔を心掛けることが大事です。クラブ員の中にはこれらのことがしっかりできている人がいます。皆ができるようになれば、素晴らしいと思います。
二つ目です。新年度に向けて皆さんの学校生活をよりよくするヒントになることを話したいと思います。
まず、ある中学3年生の女子が書いたコラムを聞いて下さい。
「休み時間に勉強していたら、クラスメートに声を掛けられた。「真面目だね」。悪いことをしているわけではないのに、恥ずかしいような、後ろめたいような気持ちになった」
このようなことを言ったり、言われたりした経験はありますか。思い当たることがある人が多いのではないでしょうか。
真面目とは「本気であること」「真心がこもっていること、誠実なこと」という意味の言葉で、本来は褒め言葉です。しかし、言い方や態度によっては、相手の頑張りをからかっているように聞こえることもあるでしょう。
言うまでもないことですが、真剣に取り組むことや一生懸命になることを茶化すことは良くない行いです。 軽い気持ちで言った言葉が、相手を深く傷つけることがあります。十分に気を付けてください。
授業やHR活動、クラブ活動で、真面目に取り組んでいる人をからかったりするような雰囲気を許さないクラス、クラブにして欲しいと 思います。
もし真剣な人に対し「真面目だね」「熱心だね」とからかいたくなるとしたら、 それは自分自身が真面目ではない自覚があるときであると思います。新年度、新しいクラスづくりをする中で、皆でこのことを意識して欲しいと強く願っています。