1学期始業式を行いました!

 4月8日(月)、正門の桜が満開の中、令和6年度第1学期始業式を実施しました。

 校長講話の後、新着任の教職員を紹介するとともに、星翔マイスター顕彰の認証、生徒指導部長から、年度当初の留意事項の伝達を行いました。

 式後、新入生と2,3年生の対面式を行いました。

 星翔マイスター顕彰制度は工業科の生徒が本校で身につけた知識・技術・技能を積極的に評価し支援するための、本校独自の資格奨励制度です。 取得した資格や合格した検定試験などを点数化し、規定以上に達した生徒には同窓会から認定証と副賞が授与されます。

 

【校長講話】

 みなさん、おはようございます。
 正門の桜も満開の中、令和6年度第1学期始業式を迎えることができました。
 4月3日には、入学式を行い、新入生257名を迎えました。今日は、3学年揃ってのスタートの日です。
 新年度を迎えるに当たり、皆さんに改めて意識して欲しいことを一つ、学校生活にヒントになることを一つ、合わせて2つのことを話した後、令和5年度末に本校を退職、離任された先生方、新年度、お迎えした先生方を報告・紹介します。


 一つ目は、いつものABCDの規則です。
 1年生にも入学式、新入生研修で伝えました。1年生は、入学後、聞くのが早くも3回目になりますね。
 
 A(当たり前のこと)をB(馬鹿にせず)、C(ちゃんとできる人が)、ほんとうにD(できる人)です。
 当たり前のことが当たり前にできるようにしましょう。元気な挨拶、きちんとした服装、時間厳守、登下校のマナーなど、当たり前のことをしっかりやっていきましょう。
 特に挨拶はしっかりしましょう。あいさつの「あ」は「あかるく」、「い」は「いつも」、「さ」は「さきに」、「つ」はつづけてです。明るく「おはようございます」と第一声を発し、いつでも自分から先に挨拶すること。「今日は暖かいですね」と続けると尚、よいと思います。
 

 さて、このことに関連して皆さんに改めてこの場で確認し、伝えたいことがあります。
 入学時に「学校生活のしおり」を配布しています。その17ページから22ページにかけて、生徒指導部からという標題で、学校生活に関わるさまざまなルール、約束事が記載されています。
 新入生は、4月4日の研修で、説明を受けたばかりですので、星翔高校で学校生活を送るにあたっては、このような約束事があるんだと理解してくれていると思います。
 新年度を迎えるにあたり、このルールを改めて確認し、しっかり守ってほしいということを3学年一堂に会したこの始業式の場で、校長から伝達したいと思います。
 今後、新年度に入り、特に2,3年生は先生方から注意、声をかけられることが多くなったと感じるかも知れません。まずは、そのような場面に出合わないように、身だしなみ等学校生活全般について、改めてルールを確認し、新年度の学校生活に入って欲しいと思います。

 

 二つ目です。一つ目とは話題を大きく変え、新年度に向けて皆さんの学校生活をよりよくするヒントになることを話したいと思います。
歌人、短歌を詠んでおられる俵万智さんが、朝日新聞の文化面で書かれた「言葉ひとつのマジック」という話です。抜粋して紹介します。

 最近クリーニング屋さんでも、こんなことがあった。
「引き取り日から二日以内なら、スタンプが通常の二倍」と聞いていたので、雨の中がんばって取りに行った。ところが、特にスタンプがサービスされる気配がない。
「えっと、二倍じゃなかったでしたっけ?」「あー引き取り日も含めて二日って意味なんですよ」
 私は単純に2を足していたので、一日遅かった。よくよく考えれば「○○以内」なら○○も含むので、こちらの思い違いである。しかし、店員さんはニッコリ。
 「私どもの説明が至らなかった点もあるかもしれませんので」と言って、ポンポンと追加でスタンプを押してくれたのである。
 スタンプの喜びもさることながら、店員さんの咄嗟の言葉選びが素晴らしいと思った。客の早とちりに対して「こちらの説明が至らなかったかも」とは、なんと温かい言い方だろう。むやみな卑下ではなく、相手を最大限気遣う落としどころとでも言おうか。もう一生、この店にクリーニングを任せようというくらいの気持ちになってしまった。
 言葉はタダだけど、使い方次第で、心に豊かさを運んでくれる。
どうでしょうか。私も日ごろから多くの方と話をする機会があり、心掛けようと思いました。皆さんも、友達との会話の中で少し意識してもらえばと思います。
 

 

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