令和6年度 入学式を実施しました!

生憎の雨天でしたが、正門の桜も満開となった4月3日、午前10時より令和6年度入学式を行いました。

 

【校長 式辞】
 桜満開の春を迎え、令和六年度入学式を挙行するにあたり、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申しあげます。ただ今、二百五十七名の生徒に、入学許可をいたしました。
 晴れて入学された新入生の皆さん、ようこそ星翔高校へ、入学おめでとうございます。また、今日まで、様々な面でご心配やご苦労を重ねて来られた保護者の皆様にも、お子様のご入学について心からお祝い申しあげます。
 さて、本校は、工業四工学科と普通科三コースをもち、昭和十三年に開校した浪速工学校から数えると、創立八十七年目を迎えた伝統ある総合学園です。これまでに二万五千人余りの卒業生が、本校を巣立ち日本国内はもとより、世界中で活躍しています。
 高校選びの過程では、いろいろなことがあったと思いますが、最終的には、自らの意思で本校を志願し、入学を果たされました。夢と希望、そして何より誇りを持ってこの星翔高校へ入学してください。
今日は、皆さんが本校に入学し、新しい高校生活を送るにあたって、心にとどめて欲しいことを二つ伝えたいと思います。


 今日この式に臨む生徒の中には不本意な人、また、様々な事情、理由で中学校時代に十分、能力を発揮でなかった人がいるかも知れません。

 一つ目は、本校入学を機に、そのような中学時代のマイナスの自分と決別し、志を高く掲げ、「新しい自分」になる決意をしてほしいということです。人は、心のありようを変えれば行動が変わります。日々の習慣が変われば、新たなよき習慣が自分をより高いレベルに押し上げていきます。
 本校には、皆さんの夢や希望をかなえるための様々な機会が準備され、サポートしてくれる先生方が待っています。本気で勉強する自分、部活動に打ち込む自分、壁を乗り越え、夢をつかみ取る自分になる決意を固めて、今日から歩み始めてください。

 二つ目は、「挨拶をきちんとする。時間をきちんと守る。授業をきちんと受ける。」など当たり前のことをしっかり実行して欲しいということです。

 A(当たり前のことを)B(馬鹿にせず)C(ちゃんとできる人)がほんとうにD(できる人)をABCDの規則といいます。この当たり前のことを実行していくことで確実に差が出ます。小さな差が積み重なり、大きな差を生み、結果として自分の夢に近づいていくのです。このABCDの規則をベースにして、これから始まる高校生活を送って欲しいと強く希望します。

 最後になりましたが、保護者の皆様方にお願いいたします。思春期の真中である高校生の年代は、不安定な時期でもあります。お子様が今後、高校生活を送る上で、さまざまな課題が生じると思いますが、健全な成長は学校教育だけで果たすことはできません。学校と家庭が手を携えて、同じ方向をめざし、協力して対応していくことが必要であると考えます。保護者の皆様方には学校の教育方針などについてご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申しあげます。
 新入生の皆さんが大いに活躍し、本校の伝統に新たな輝きを加えてくれることを期待して式辞といたします。


令和六年四月三日
星翔高等学校
校長 辻井 安喜
 

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