3学期始業式を行いました!

1月10日(月)、3学期始業式を行いました。

 

【校長講話】


 皆さん、おはようございます。校長の辻井です。
 年が明けて、10日目になり、3学期始業式の朝を迎えることができました。改めまして、新年おめでとうございます。
 2学期終業式では、「チコちゃんに叱られる!」の「大人になるとあっという間に1年が過ぎるのはなぜ?」という話をしましたが、覚えていますか。年末年始、私にとっては、あっという間でしたが、皆さんはトキメキを覚え、印象深い休みになったでしょうか?
今日も、放送での式になります。話を聞く姿勢はできているでしょうか。今日も、約6分程度ですので、静かに耳を傾けてください。


 幸い、冬休み中の事故等の報告は受けておりません。今朝も、正門に立ち、皆さんを迎えましたが、元気に登校し、挨拶もしっかりしてくれ、大変、嬉しく思いました。
報道されているとおり、新型コロナウイルス感染者数は、死者数が1カ月余りで1万人近く増え、過去最速のペースで6万人に達し、まさに感染拡大が止まらない状況です。インフルエンザも流行期に入っており、医療体制が非常に厳しくなると懸念されています。学校再開を前に基本的な感染防止対策を今までどおり、気を緩めずしっかりとやり続けなければならないこと、改めて学校として皆さんに伝えておきます。


 さて、今日は、年度の最終区切りである3学期を迎えるにあたり、二つのことをお話ししたいと思います。


 一つ目は、3学期の始めに校長として、毎年言っていますが、皆さんに是非とも伝えておかなければならないことです。
 全員が進級・卒業できるよう学校で送る時間を大事に過ごして欲しいということです。


 年が明けて、いよいよ3年生は、実質の授業日が5日で、卒業までほんとうにわずかとなりました。多くの人は進路が決まっているようですが、これから共通テストや一般入試に挑戦する人も一定数います。準備してきたことを最大限発揮できるようコンディションを整え、臨んでほしいと思います。進路が決定している人は、卒業までの時間を無為に過ごすことなく、それぞれの進路先に応じた準備を進めなければなりません。


 また、1,2年生についても、学年末考査を除いた実質の授業日は22日しかありません。特に1、2学期の成績が不振であった人にとって、この22日間の過ごし方で、進級できるかどうかが決まります。きちんと進級するには、どのような学校生活を送ればよいのか。またかと思うかもしれませんが、いつものABCDの規則です。


A:当たり前のことを、B:馬鹿にせず、C:ちゃんとできる人がほんとうに、D:できる人 を実践するということです。


 加えて、3学期は入学試験があります。1月23日から願書の受付が始まり、2月10、11日の入試を迎えます。皆さん、それぞれ本校を受験した頃の気持ちを思い出してください。受験生が本校に来て、廊下や階段を歩き、皆さんの使っている「教室」で「机」で受験するのです。受験生が気持ちよく試験を受けられるよう、きれいな学校・教室・机にしましょう。今日から、さらに意識して、教室、机等を丁寧に使用してください。


 二つ目です。
 私は、皆さんに、機会あるごとに当たり前のシンプルなことをしっかりやることが自己実現につながるということを伝えています。それを端的に表現しているのが、ABCDの規則です。その趣旨、意味を表現する言葉は、探してみると色々あるようです。それだけ普遍的な内容であるからだと思っています。


 最近、「よみぐすり」という本を読みました。著者は、自らの携帯番号を公開した「いのっちの電話」を2012年に開設、年間1万人を超える「悩みを抱えた人」の声を聞き続けているという方です。この「よみぐすり」の中の一文を紹介して、今日の話を終えたいと思います。


「休まず少しずつ継続すると100%上達するという当たり前の投資なら誰でもやれる」
投資というのは、株への投資をするなどに使う言葉です。今日は、自分への投資になるという意味で使っています。そのことを理解した上で、もう一度聞いてください。


「休まず少しずつ継続すると100%上達するという当たり前の投資なら誰でもやれる」


 ABCDの規則に通ずる内容をわかりやすく表現できていると思っています。3学期の始まりにあたって、継続してやるべきこと、やってみようと思うことを見つけて欲しいと思います。
 以上、校長からのメッセージとします。
 

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