2学期始業式を行いました!

 今年度から2学期の開始日を9月1日から8月25日に変更し、本日(8/25)、始業式を行いました。

 

【校長講話】

 生徒の皆さん、おはようございます。校長の辻井です。

 2学期の始業式の朝を迎えることができました。
 1学期の終業式では、休業中は、心のエネルギーを蓄え、当たり前のことに加えて、日頃できない興味のあることにもチャレンジして、思い出に残る夏休みにして欲しいことを、「松尾芭蕉の414倍速で生きる私たちって何者」というエッセーを紹介して、話をしました。
どうでしょうか、みなさん。有意義な夏休みを過ごせましたでしょうか?
 個々人によって、成果、結果はまちまちでしょうが、私は何より、皆さんが安全無事に夏休みを過ごし、今日の始業式の日を迎えられたことを嬉しく思っています。

 さて、いよいよ2学期が始まります。3年生の就職希望者は、試験に向けて正念場を迎えます。この夏休みの8月17日から22日の間の4日間、就職講座を開催しましたが、一生懸命、取り組んでいる様子が窺われました。良い結果につながることを期待しています。

 それでは、2学期のスタートにあたり、大きく5つのことを伝えたいと思います。
 1つ目です。
 毎年、2学期の始業式で、皆さんに訴えていることです。
 長い夏休みを経て、久しぶりに学校へ足を向け、体調が思わしくない人もいるのではないでしょうか。また、2学期が始まるというだけで、気分が晴れない人もいるかもしれません。学校に行くのが辛い、苦しいと感じれば、一人で抱え込まず、担任あるいは周囲の先生に相談してください。外部の相談窓口の連絡先についても、校内に掲示していますので、先生に相談しにくい場合は、そちらを利用してください。

 

2つ目は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関することです。
連日、全国では20万人、大阪では2万人の新規感染者が出ることが当たり前になってきました。昨年のちょうど今ごろの新聞一面を見ますと、「緊急事態 21都道府県に」というような見出しが躍っています。それでも全国の感染者は2万人程度、9月に入って、大阪の感染者が3000人を超えたというような数字です。今の状態を誰が想像したでしょうか。
現在のところ、日常の教育活動に特段の制約を設けることはありません。明日から、8月中は短縮授業ですが、普段どおりの学校生活が始まります。コロナに関しては、朝の検温、マスク着用、手指の消毒など、基本的な感染対策をしっかりやっていくしかありません。一人ひとりが自覚して学校生活を再開してくれることを強く望みます。

 

 3つ目は、学期の始めですので、いつも言っているABCDの規則を確認しておきましょう。
 A=当たり前のことを、B=馬鹿にせず、C=ちゃんとできる人が、D=できる人です。
 まずは、挨拶です。明るい笑顔でかわされる挨拶は、周囲にさわやかな気持ちを伝えます。
 2学期は、体育大会、星翔祭と大きな行事がありますが、勉学の季節でもあります。日常の授業を大切にしましょう。まさに、ABCDのAですね。そのためには環境づくりが大切です。教室は気持ちよく整理整頓された状態を保ちましょう。遅刻をしない、授業を大切にするなどの「当たり前のこと」を日々実践することで確実に差が出ます。小さな差が大きな差を生み、結果として自分の「夢」に近づいていくものと思います。
 3年生は、これから進路決定に向け、さまざまな形の試験、関門が続きます。準備は、やってもやっても不安が残ります。当たり前です。やらない人には不安はありません。乗り越えなければならない課題を一つ一つ愚直に解決し、前へ進んでください。

 

 4つ目は、夏休み中、特筆すべき成果を残したクラブの紹介です。
 まず、硬式野球部です。夏の甲子園大会は、先日、終わりましたが、その大阪大会で、ベスト16進出というすばらしい成績を収めました。7月24日及び27日の朝日新聞で、その活躍が伝えられました。よく頑張りました。
 電気自動車部は、充電式単3電池40本を動力源とする車で、鈴鹿サーキット国際レーシングコース、1周約5.8キロを走らせる競技大会、「2022 Ene-1 SUZUKA Challenge」に7月31日、昨年に続き出場しました。全国工業高等学校長協会も後援しており、工業高校もたくさん参加している大会です。その大会で総合7位、高校部門では3位という素晴らしい成果を収めました。
 また、機械研究部は、毎年参加している鉄道模型コンテストでリアル情景賞を受賞しました。さらに、無人航空機研究部は、京都亀岡市で開催されたドローンサッカーの大会、JDSFトレーニングマッチラウンド3に初めて参加し、2位と4位の成績を収めました。
猛暑の中、今、紹介したクラブのみならず、この夏休み、多くの生徒がそれぞれのやりたいこと、やるべきことに精一杯、取り組んだと思います。健闘を喜びたいと思います。

 

 5つ目、最後になりますが、全国工業高等学校長協会が認定するジュニアマイスター顕彰で令和4年度前期の段階で、受賞が決まった生徒、2名を紹介します。ジュニアマイスター顕彰とは、工業高校の生徒が在学中に取得した資格や検定試験などを難易度に応じて点数化し、その合計が、規定点数以上に達した生徒を顕彰するという制度です。本校では、これに倣って少しハードルを下げて、とりやすくした星翔マイスター制度を設けていますが、ジュニアマイスターはいわばそのお手本になる上位版の顕彰制度です。

 今年度、前期で認定された3年3組の三澤さん、3年2組の橋平君を今日の始業式の機会に紹介し、この場で、認定証を手渡したいと思います。静かに聞いておいてください。

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