3学期始業式を行いました!

2021 3学期始業式

 厳しい寒さの中、予定通り、3学期始業式を実施することができました。

 

【校長挨拶】

 皆さん、おはようございます。校長の辻井です。

 年が明けて、早、1週間が経ちましたが、改めまして、新年あけましておめでとうございます。今日も、放送での始業式になりますが、静かに耳を傾けて欲しいと思います。

 

 冬休み中はどのように過ごしていましたか?

 このコロナ禍で多くの人が家で過ごす時間が長かったと推察します。幸い、冬休み中、事故等の報告も受けておりません。今朝も、正門に立ち、皆さんを迎えましたが、元気に登校し、挨拶もしっかりしてくれ、大変、嬉しく思いました。

 昨年はコロナに明け、コロナに暮れた疫災の1年でしたが、新しい年もまたコロナで明けた形になりました。

 盛んに報道されていますが、首都圏の1都3県で、緊急事態宣言が発出され、大阪府も感染者が急増したことを受け、緊急事態宣言を政府に要請する方針を明らかにしました。このように新型コロナウイルス感染拡大の収束への道筋が見えない中で、新学期がスタートします。不安が胸を重くしている人も多いと思います。

 

 さて、今日、お話したいことは、二つです。

 一つ目は、「冬の間に力を蓄えましょう」というお話です。

 折しも、日本列島は低温傾向が続き、寒さが厳しくなりました。今朝も氷点下の冷え込みでした。

 3日前の1月5日は、暦の上で小寒、寒の入りで、20日は大寒です。この大寒を経て、来月2日の節分、今年は2月3日ではなく、124年ぶりに2月2日が節分で、3日が立春です。この小寒から節分の間、寒の内は、1年でも最も寒い日が続きます。

 正門の桜や中庭の木々はどうなっているでしょうか。多くはすっかり葉を落とし、冬枯れ状態になっています。しかし、枝をよく見ると、枝先や枝の節に小さな芽がついているのがわかります。この芽の中には、やがて訪れる春に向けて葉や花になる部分がすでに入っているのです。これを冬芽といいます。

 新型コロナウイルス感染症の急拡大に加えて、寒さが続き、気分が晴れないけれど、辛抱強く春を待つ冬芽のように、様々なことに対する準備はできるはずです。冬は永遠には続きません。

 今はまだ、思いもよりませんが、ひと月もたてば、梅のたよりが届きます。必ず春が巡ってきます。やがて来る春を思い、気持ちを取り直し、この冬の間に、冬芽のように力を蓄えましょう。これが一つ目のお話です。

 

 二つ目は、3学期の始めに校長として、みなさんに是非とも伝えておかなければならないことです。

 全員が進級・卒業に向けてしっかり取り組んで欲しいということです。

 年が明けて、いよいよ3年生は、実質の授業日が5日で、卒業までほんとうにわずかとなりました。残り少ない学校での日々を大切に過ごし、全員が進路を決め、そして卒業して欲しいと心から願っております。

 また、1,2年生の授業日数は23日です。

 特に1、2学期の成績が不振であった人にとって、この23日の過ごし方で、進級できるかどうかが決まることも多いと思います。

 きちんと進級するには、どのような学校生活を送ればよいのか。答えは、ごく簡単です。機会あるごとに、みなさんに伝えているABCDの規則です。最近はコロナの話ばかりで、あまり口にしてませんでしたが、久しぶりに確認しましょう。

A:当たり前のことを、B:馬鹿にせず、C:ちゃんとできる人が、D:ほんとうにできる人 を実践するということです。

 さあ、週明けから授業が始まります。繰り返しになりますが、みなさんが当たり前のこと、遅刻をしない、提出物をしっかり出すなど、そして、今年は、マスク着用、手洗い励行などの新しいルールが加わりましたが、これらをしっかり実践し、卒業、進級してくれることを期待して、3学期の始業式の挨拶とします。

 以上で私の話は終わりますが、最後に、クラブ活動の特筆すべき成果を紹介したいと思います。

 

 昨年、11月22日・23日にオンラインで開催された「第12回全国高等学校鉄道模型コンテスト」に本校の機械研究部が出場し、モジュール部門でベストクリエイティブ賞、モジュール紹介部門でベストライター賞を受賞しました。おめでとうございました。皆さんに報告しておきます。

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