2学期終業式を行いました!

20201225終業式
 新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業の影響で、例年より長い2学期になりましたが、本日(12/25)、ようやく終業式を迎えることができました。今回も、3密を避けるため、放送で実施しました。
 
 
【校長挨拶】
 
 みなさん、おはようございます。
 校長の辻井です。今日も、放送という形でしか皆さんにお話できないこと残念に思いますが、この新型コロナ感染症拡大状況下では、やむを得ないと思っています。少しの時間ですので、耳を傾けてください。
 今年は、残暑厳しい8月21日の始業式から始まった長い2学期ですが、ようやく終業式の日を迎えることができました。新型コロナウイルスに振り回された2020年、令和2年も終わろうとしています。みなさんにとっては、今年はどんな年だったでしょうか?
 この2020年は、今後長らく、語り継がれる年になるでしょう。京都大学大学院文学研究科の出口康夫教授は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行について、新聞紙上でこのように述べています。
 「ほとんど瞬時に広がったパンデミックです。世界大戦ですら中立国やアフリカの奥地など実質的に無関係なところがありました。大災害でも被災地という言葉が示すように限局されていました。今回は逃げ場のない、真のグローバル災害です。」
この感染症の特質を的確に表していると思います。
 幸い、本校では、教職員、生徒に感染者は出ておらず、約3カ月の臨時休業を経て、6月に授業を再開してから、一度も学校を閉じることなく、今日、2学期の終業式を迎えることができました。先生方、皆さん一人ひとりが、マスク着用や手指の消毒という基本的な感染防止対策にしっかり取り組んできた結果であると思っています。今後とも、粘り強く、継続してもらうことを心からお願いします。
 さて、学期で最も長い2学期には、全校行事として、体育大会、星翔祭がありました。両行事とも、このコロナ禍で、内容の見直しを迫られ、開催自体も危ぶまれましたが、何とか無事、終えることができました。皆さんは、制約のある中、やれることに楽しみを見いだし、精一杯、取り組み、充実感を覚えていたと思います。生徒の皆さんの頑張りと指導にあたられた先生方の尽力のお陰であると感謝します。
また、3年生にとっては、進路選択において、コロナ禍の影響が色濃く出た年であったと思いますが、多くの生徒が就職、進学を決めているとの報告を受けています。
 例年のように、クラブ等のさまざまな活動での活躍を紹介できない、そして、一堂に会して1年の締めくくりができない寂しい終業式になってしまいましたが、学校を閉じずに当たり前の日常を継続でき、一定の成果をあげることができたことに、校長として皆さんに心から感謝したいと思います。
 冬休みも例年より短めの実質、2週間足らずですが、大阪府のレッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請の一番にあげられている「不要不急の外出を控えてください」を可能な限り守りつつ、くれぐれも自分自身の健康と生活管理には、しっかり気を配り、3学期の始業式には、全員元気な顔で会いましょう。

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