近畿圏唯一の5学科3コースを有する総合学園

　本校は、大阪の私学では、複数の学科からなる工業科を有している唯一の高等学校です。
　１年次は共通履修で、２年次から各学科に分かれ、専門の学習をします。
　生徒は、１年生の２学期に、どの学科に進むかを決めなければなりません。そのため、保護者にも、各学科の内容を理解していただけるよう９月26日（土）に説明会を実施しました。
　学科選択のしくみ、スケジュール等を教頭から説明後、各学科の施設設備を見学していただきました。
　私も写真撮影しながら、保護者と一緒に施設設備を見てまわりました。ご夫婦で来校された方も多く、各学科の担当者の説明に対し、熱心にメモをとる姿も散見されるなど、生徒の円滑な学科選択の一助になる行事になったと意を強くしました。

【校長挨拶要旨】
　本校の工業技術系は、1年次は全員同じカリキュラムで学習しておりますが、2年生に進級するときに、4工学科、機械・電子機械・電気・コミュニケーションシステムのどれかを選び、所属していただくということになります。
　1年次では、実習授業である工業技術基礎（週3時間）で4工学科の基礎を学習し、また、総合的な探究の時間（1時間）で、各工学科のガイダンスなどを実施しており、生徒は、それぞれの学科に関するイメージはつかんでいると思っております。
　本日の目的は、保護者の皆様にも各工学科のあらましを知っていただくこと、また、学科選択に際しての留意点をご理解いただくことす。
　今後、学科希望調査をとり、お子さまが2年生から所属する工学科を決定していく運びになりますが、それぞれ1クラス、基本的には40名と、定員が決まっておりますので、希望に大きなアンバランスがあった場合は調整が必要になることがあります。
　希望どおりの学科に進めるのかという不安の声が聞かれることがありますが、面談等でしっかりとお子さまの希望を聞き取り、ご本人の適性等を踏まえ、調整させていただきますので、結果的には、全員が希望どおりの学科に進んでいると考えていただいて結構です。
　どの工学科に進むことが、お子さまの卒業後の希望する進路につながるのか、保護者の皆様にとって、悩ましい問題であるとお察しいたしますが、選択に際しては、当たり前ですが、本人の希望、また適性が重要であると思っております。
　どの学科に進まれても、学校として全力でお子さまを支援し、自己実現につながるよう努力いたします。
　この後、教頭から具体的な話があり、施設見学もしていただきますが、今日、お聞きになったり、ご覧になった内容をもとにご家庭に帰られ、お子さまと学科選択について、十分、話しあっていただくことをお願いして、挨拶とさせていただきます。