令和2年度 入学式を挙行しました

2020入学式

4月3日(金)、午前10時より入学式を挙行しました。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、座席間隔を広くとり、窓等を解放にして、来賓の出席はご遠慮願い、また、保護者の出席も新入生ひとりに対して1名に限らせていただき、短時間で終えることができました。

 

【校長式辞】

 桜満開の春を迎え、令和2年度入学式を挙行するにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、多数の保護者の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申しあげます。

 

 さて、晴れて入学された新入生の皆さん、ようこそ星翔高校へ、入学おめでとうございます。また、今日まで、様々な面でご心配やご苦労を重ねて来られた保護者の皆様にも、お子様のご入学について心からお祝い申しあげます。

 

 新入生の皆さんは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校で、中学校卒業前の貴重な時間が失われ、戸惑ったのではないでしょうか。中学校生活を唐突に打ち切られた寂しさと高校生活への不安と期待の入り交じった複雑な心持ちで、本校の正門をくぐられたと思います。 

 

 高校選びの過程では、いろいろなことがあったと思いますが、最終的には、自らの意思で本校を受験し、入学を果たされました。夢と希望、そして何より自信と誇りを持ってこの星翔高校へ入学してください。

 

 今日は、皆さんが本校に入学し、高校生活を送るにあたって、心にとどめて欲しいことを二つ伝えたいと思います。

 

 皆さんの中には、様々な事情、理由で中学校時代に十分、能力を発揮できなかった人がいるかも知れません。
 一つ目は、本校入学を機に、そのような中学時代の「マイナスの自分」と決別して欲しいということです。
 本校は工業科、普通科、国際科を有する創立83年目を迎えた伝統ある総合高校です。工業科では、ものづくりに関する専門の授業に加えて、資格取得指導、普通科アドバンスコースでは、外部校講師による進学対策授業、普通科キャリアコースでは、探究学習プログラム、専門学校との連携授業、国際科スポーツコースでは、高いレベルのクラブ活動など、皆さんの多様な進路希望に応える特色ある教育活動を展開しています。どうか、新たな目標をもって、高校生活にチャレンジして欲しいと思います。

 

 二つ目は、「当たり前のことが当たり前にできるように」なって欲しい、例えば「挨拶をきちんとする。時間をきちんと守る。授業をきちんと受ける。」などをしっかり実践して欲しいということです。
 わかりやすい言葉に置き換えると、ABCDの規則を日々、実践して欲しいということです。

 

 A(当たり前のことを)B(馬鹿にせず)C(ちゃんとできる人)がほんとうにD(できる人)をABCDの規則と呼びます。
ここで言う「当たり前」とは毎日の努力も入ります。この当たり前のことを実践することで確実に差が出ます。小さな差が大きな差を生み、結果として自分の「夢」に近づいていくものと思います。
 以上二つのことを念頭において、本校での学校生活をスタートさせてください。

 

 最後になりますが、保護者の皆様へお願いいたします。私たち教職員は、お預かりしたお子様の自己実現に向け全力で応援いたします。そのためには、学校と保護者の皆様との密接な連携と相互信頼が不可欠です。各ご家庭におかれましても学校の教育方針をご理解の上、お子様の基本的生活習慣の指導には格別のご協力をお願い申しあげます。

 

 結びに、本日入学された生徒の皆さんの三年間が、実り多いものであることを願って式辞といたします。

 

令和2年4月3日
学校法人 浪工学園
星翔高等学校
 校長 辻井 安喜

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