1学期終業式を行いました

1学期終業式

 7月19日(金)に1学期終業式を行いました。昨年は、猛暑のため、教室で放送により実施しましたが、今年度は、予定どおり、体育館で行いました。危惧された暑さもそれほではなく、厳粛に終えることができました。

 校長の挨拶の後、社会科小橋渉教諭の第7回世界なぎなた選手権大会団体戦優勝に対する花束贈呈及び女子柔道個人戦でインターハイ出場を決めた3年生の山本菜月さんの壮行会を行いました。

【校長挨拶】

みなさん、おはようございます。

明日からいよいよ夏休みが始まります。

今、みなさんは、これからの休みをどのように過ごそうかと、わくわくしていることと思います。その前に、今一度、4月からの生活を振り返って欲しいと思います。

 

始業式に、私が話したことを少しでも覚えていますか?

2つのことを話しましたが、その2つ目です。大リーグのイチロー選手の引退の話題にからめて、いつものABCDの規則を確認しましたね。

 

A、当たり前のことをB、馬鹿にせず、C、ちゃんとできる人が、ほんとうにD、できる人という規則です。

この1学期、当たり前のことができたでしょうか?しっかり振り返って、夏休みを迎えて欲しいと思っています。

 

さて、夏休みというのは、決められたプログラムの中で毎日を過ごしていた今日までとは違い、自分のペースや考えでことを進めることができる期間です。

言い方を変えれば、ABCDの規則、当たり前のことをするのにも学校が普通にある時よりも意志の力が必要だということです。自分が試される期間です。

夏休み中に、大きく伸びる人がいる反面、自分の甘さから怠け、生活が乱れてしまい、極端な場合、休み明けから登校できなくなってしまう人もいます。

言うまでもなく自分に厳しくなれる人が成果を挙げることができるのです。

 

特に3年生は、進路選択において、いよいよ正念場です。これまでの努力の成果や、部活で培ってきた集中力・人間力を今こそ発揮するときです。

 

就職希望の人は、担任、進路担当の先生、そして保護者と十分相談し、自分に合った企業を選んでください。安定しているから、大きな企業だからという理由だけで選択してはいけません。先生方、保護者のアドバイスを素直に受け止めて、決めてください。

 

一方、進学希望の人は、もちろん担当の先生と十分相談して欲しいのですが、本校では、多くの人が指定校推薦等の推薦制度で大学や専門学校を決めていると思います。

以前は、推薦制度を使えば、条件を満たしておれば、容易に合格できる場合が多かったのですが、今後、指定校推薦であっても基礎学力試験を課す大学が増えることが予想されます。また、合格して入学できても基礎学力不足で授業についていけない生徒も少なくありません。特に工業科の生徒は、普通科の生徒に比べ、普通教科の授業時間数が少なく、ハンディがあります。基礎的な学習をしっかりこの夏休み中にやっておきましょう。

 

さあ、長い夏休みが始まります。

最初に言いましたが、自分のペースや考えでことを進めることができる期間です。

 

今日、この後のHRで担任の先生から「夏休みを有意義に過ごそう」という文書が配布されます。そこには、学校として注意して欲しいことが12項目書かれています。この場で読み上げたいところですが、時間もありませんので割愛します。必ず、読んでください。保護者にも渡すことを忘れないでください。この後、加藤先生からも関連した話があると思います。

長期休業中は、学校以外で過ごすことが多く、今、触れた「夏休みを有意義に過ごそう」にも載せていますが、さまざまな誘惑があります。

人間は弱いもので、易きに流される傾向があります。嫌なことから逃げ出したいとき、サボりたいとき、欲しいモノが目の前に現れたとき、友達からの誘惑があったとき・・・ついつい負けてしまいます。しかし、そこで一歩踏みとどまり、「ちょっと待てよ、それでいいのか」と自分自身に問いかける勇気をもってください。

「お天道様」でも神様でも、一般の人でもいい、自分よりすぐれた存在のまなざしを感じることが、これだけはすまい、やりたくてもやらないという感覚を育むと思います。もっと平たく言えば、「お天道様」は何でもお見通しやという感覚を大事にして欲しいと思います。誰かが見ている。こんなしょうむないことはやめとこという素朴な感覚です。

 

最後になります。夏休み中、どうか安全無事でいてください。けがや事故のないように。ルールを守り、自分を大切にし、8月30日に全員が元気にこの場に顔を見せてくれることを心から願っています。

 

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