平成31年度入学式を挙行しました

平成31年度入学式

正門の桜が咲き誇る中、多数の来賓、保護者に参列いただき、平成31年度の入学式を予定どおり終えることができました。

 

【校長式辞】

 花咲く春を迎え、平成31年度入学式を挙行するにあたり、多数の御来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 ただ今、236名の生徒に、入学を許可いたしました。保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心よりお祝い申し上げます。

 さて、晴れて入学された新入生の皆さん、ようこそ星翔高校へ、入学おめでとうございます。

 皆さんを支え、育んでくれた中学校の先生方をはじめ、保護者の方々は、高校での皆さんの一層の活躍を、心から期待しておられるでしょう。

 本校は、工業科と普通科・国際科を有し、昭和13年に開校した浪速工学校から数えると、創立82年目を迎えた伝統ある総合高校です。これまでに2万4000人余りの卒業生が、本校を巣立ち日本国内はもとより、世界中で活躍しています。

 高校選びの過程では、いろいろなことがあったと思いますが、最終的には、自らの意思で本校を志願し、入学を果たされました。夢と希望、そして何より誇りを持ってこの星翔高校へ入学してください。

 

 今日は、皆さんが本校に入学し、新しい高校生活を送るにあたって、心にとどめて欲しいことを二つ伝えたいと思います。

 皆さんの中には、様々な事情、理由で中学校時代に十分、能力を発揮できず、成就感、達成感がないまま、本校に入学してきた人がいるかも知れません。

 一つ目は、本校入学を機に、そのような中学時代のマイナスの自分と決別して欲しいということです。

 本校では、日々の授業に加えて、普通科アドバンスコースでは、大学進学に備えた予備校講師による授業、キャリアコースでは、将来につながる体験ができる専門学校との連携授業、工業科では、さまざまな資格取得指導、国際科スポーツコースでは、全国大会進出を視野に入れた高いレベルのクラブ活動など、充実した教育活動を展開しています。

 これらは、皆さんの多様な進路希望に応え、3年後の自己実現へつなげる取り組みであると確信しています。どうか、新たな目標をもって、高校生活にチャレンジして欲しいと思います。

 

 二つ目は、ABCDの規則を日々、実践して欲しいと言うことです。

 A(当たり前のことを)B(馬鹿にせず)C(ちゃんとできる人)がほんとうにD(できる人)をABCDの規則と呼びます。この規則については、校長として在校生にも日頃から繰り返し伝えていることです。

 当たり前のことを、例えば「毎日、遅刻をせずに登校する。授業で先生の話をしっかり聞く。レポート・課題などは遅れずに提出する。」などのことをしっかりやっていくことが、結局は、成功への、言い換えればみなさんの自己実現への近道であるということです。このような趣旨の言葉は多数存在しますが、このABCDという表現が最もわかりやすいと思っています。しっかり、覚えてください。

 以上二つのことを念頭において、本校での学校生活をスタートさせてください。

 

 最後になりましたが、保護者の皆様方にお願いしたいことがあります。思春期の真中である高校生の年代は、不安定な時期でもあります。お子様が今後、高校生活を送る上で、さまざまな課題が生じると思いますが、健全な成長は学校教育だけで果たすことはできません。学校と家庭が手を携えて、同じ方向をめざし、協力して対応していくことが必要であると考えます。

 星翔高校のさまざまな取り組みの中で、我々教職員が最も大切にしていることは、個に応じた粘り強い指導、面倒見のよさです。そのことを踏まえ、常に、お子さまの「最善の利益」、お子さまが「安心・安定して学校に来ることができる環境を確保する」ことを判断基準として、他の学校ではなく、星翔高校を選んでいただいたことの重みをしっかり受けとめ、教職員一同、日々の教育活動に取り組んでまいりますので、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 終わりに、新入生の皆さんが今日の日の喜びを忘れず、三年間、有意義な高校生活が送れますよう、心から期待して式辞といたします。

 

 平成三十一年四月三日

   学校法人浪工学園

     星翔高等学校

   校長 辻井 安喜

最新の記事

校長室だより一覧へ