オープンスクール及び入試説明会を実施しました

オープンスクール及び入試説明会を実施しました

 10月20日(土)、午前中にオープンスクール、午後に入試説明会を実施しました。多数の保護者、中学生の皆様に参加いただきました。お礼申しあげます。以下に、工業技術系に係る入試説明会で、挨拶した内容を掲載します。

 

 みなさん、こんにちは。校長の辻井と申します。

 今日は、星翔高校のオープンスクールにようこそお越しいただきました。

 午前中、校内の工業科の施設設備、クラブ活動を見学したり、また、食堂で昼食をとっていただいたと思いますが、いかがでしたでしょうか。

 本校は工業技術系、普通科、国際科をもつ総合高校です。今日は会場の関係で、工業技術系希望の皆さんに向けての説明は、この視聴覚教室で、普通科、国際科希望の皆さんに向けての説明は、別の部屋で同時並行で行っています。

この会場では、主に工業技術系を希望している皆さんに対しての説明をいたしますが、中には、普通科、国際科にも興味関心があり、迷っている人もいるかも知れません。

 そのことも踏まえて、この後、内容としては、工業技術系中心になりますが、本校教頭から星翔高校の概要、どんな学校かということ、そして平成31年度の本校の入試について説明させていただきます。私からは、総合高校である星翔高校が来年度に向けて大きく変わる点を中心に話をさせていただき、ご挨拶に替えたいと思います。

 みなさん、本校のパンフレットをお持ちだと思いますが、23ページを開けてみてください。「星翔高校は進化します」という大きな文字の下に3つの変更点が記載されています。

 詳細については、この後、教頭から説明させていただきますが、まず、工業技術系を男子のみの募集であったものを女子も受け入れ、共学化します。

 本校は、昭和13年に開校された浪速工学校から数えますと、創立81年目になる伝統校です。工業創立80年余りの歴史の中で、来年度からはじめて女子に門戸を開きます。

 本校には、普通科、国際科もあり、今年度は、少なくなりましたが、それでもすでに女子が100名在籍しています。そういう意味では、多くの公立の工科、工業高校よりも女子生徒にとって過ごしやすい環境があると考えています。

 女子でパソコンやモノづくりに興味、関心のある人、是非、本校の工業技術系を高校選びの選択肢の一つに加えて欲しいと思っています。

 私立高校は、大阪に100校以上ありますが、現在、複数の学科をもつ工業科を設置している学校は本校だけになりました。卒業生は2万4000人を越え、地域は及ばず、世界中で活躍しています。

 卒業生が、卒業証明書等を事務室窓口まで取りに来られることはよくあることですが、その中に外国で働くためのビザ申請に必要だということで、工業科の卒業生が英語訳された卒業証明書を取りに来られることがあります。

この4月からだけでも11通発行しました。多くの卒業生、特に工業科出身の卒業生が海外で活躍していることが窺われます。

 2番目は、工業技術系の4つの工学科の一つ、電子工学科をコミュニケーションシステム工学科と科名を変更し、カリキュラムもより女子にも選びやすい内容に変えていきます。

 3番目は、普通科をコース別募集にします。普通科は主に大学進学をめざすアドバンスコースとさまざまな進路に対応するキャリアコースの2つのコースがありますが、現在の在校生がコースに分かれるのは2年生からです。カリキュラムも同じで、アドバンスコースは放課後に予備校講師による授業などを実施し、大学進学を支援しています。

 これを来年度からは、コース別募集にして、カリキュラムもアドバンスコースについては、英数国の時間数を増やし、1年生から塾や予備校講師の授業を導入し、難易度の高い私立大学の文系学部合格をめざすコースにリニューアルします。

 もちろんキャリアコースについても改革を進めます。具体的には、2、3年次に、例えば、皆さんもよく知っている辻調理師・製菓専門学校の先生の指導による調理・製菓実習など、さまざまな分野の専門学校と連携して、将来につながる体験をしてもらうキャリア選択授業を実施する予定です。

 詳しくは、この後の説明を聞いていただくともに、お家へ帰って、このパンフレットをじっくり見てください。

 最後になりますが、皆さんはこの星翔高校の校舎に入って、どんな印象を受けましたか?

 実は、私は、この4月に校長に就任したばかりで、それまでは、40年近く、大阪府立高校に勤めていました。公立高校に長らくいた私の目から見れば、この星翔高校は建物は古いですが、非常に清潔で、手入れが行き届き、80年以上の歴史が醸し出す独特の空気感、雰囲気があります。これは特に新しい公立高校にはない本校の大きな強みだと思います。公立高校と私立高校、どちらにしようか迷っている人、公立高校も実際に見学しに行って、その違いを確認してみてください。

 この後の説明もしっかり聞いていただき、今日一日、星翔高校で過ごしたことが、みなさんの高校選びの助けになることを期待しています。

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